『専利審査ガイドライン』改定で「AI・ビッグデータ」に関する初の単独章節を設置、AI倫理審査を強化
国家知識産権局により発表された改正・『専利審査ガイドライン』は、2026年1月1日より施行される予定であり、大きな注目を集めている。
国家知識産権局専利局審査業務管理部の蒋彤部長は11月28日、今回の改正・『専利審査ガイドライン』について、AI分野の審査基準をさらに充実し、初めて「AI、ビッグデータ」をテーマとした章節を設け、AI倫理審査を強化することが主な内容の一つであると明らかにした。蒋彤部長は、次世代AIの加速度的発展は、中国が新たな科学技術革命と産業変革のチャンスを捉えられるかどうかを左右する戦略的課題であり、イノベーション主体のAI関連技術保護の切実なニーズに速やかに対応するため、国家知識産権局はAI分野の専利出願審査基準を三度にわたり改正・改善し、『専利審査ガイドライン』において明確化したと述べた。
蒋彤部長によると、今回の改正において初めて「AI、ビッグデータ」に関する単独の章節が設けられ、主にAI倫理審査の強化、出願書類における技術ソリューション開示要求の明確化、進歩性判断ルールの改善など三つの内容が含まれている。
AI倫理審査の強化に関しては、政策的・法的保障を強化し、専利法第五条の要求、すなわち専利権付与における合法性と道徳性の要求に基づき、AI関連のデータ収集、ルール設定など技術ソリューションの実施が法律、公衆道徳、公共利益の要求に適合すべきであることを明確にし、安全の最低ラインを確固たるものとし、AIの発展を「社会貢献のためのAI(AI for Good)」へと導く。
出願書類における技術ソリューション開示要求の明確化に関しては、AIモデルの「ブラックボックス」特性、すなわちモデルの入力と出力結果のみが知られており、両者の論理的関係性を知ることができず、技術ソリューションの公開不十分という問題が生じる可能性がある。それに対し、モデル構築、モデルトレーニングなどの過程における明細書の作成要件を明確にし、十分な開示の判断基準を詳細化し、AI分野の技術の普及と応用を促進する。
進歩性判断ルールの改善に関しては、異なる応用シーンと処理対象に対するAI技術の進歩性審査基準を明確にし、事例を通じて、アルゴリズム特徴の技術ソリューションに対する貢献をいかに考慮すべきかを説明し、審査結論の客観性と予測可能性を一層高める。
蒋彤部長は、国家知識産権局は今後もAIなどの新分野・新業態の産業の発展を継続的に監視し、引き続き審査基準を適時改善して、技術発展のニーズにより良く適応させていくと述べた。
新たな『専利審査ガイドライン』の改正は、主に「新分野・新業態の保護制度を健全化し、産業イノベーションをさらに奨励する」、「審査実務に解決が求められる問題に対し、審査基準とルールを最適化する」、「審査実務における成熟した方法を定着させ、イノベーション主体により良くサービスを提供する」という三つの側面を含んでいると、蒋彤部長が紹介した。
例えば、新分野・新業態保護制度の健全化に関しては、AI分野の専利出願審査基準を整備し、AI技術に関する倫理的考慮・判断を追加し、出願書類作成要件を明確化するなど、AI技術の発展とガバナンスのニーズに適応させる。ビットストリームの専利出願審査に関する特別規定を追加し、保護客体と出願書類の作成要件を明確化し、ストリーミングメディア産業の急速な発展との新たな状況に対応する。種苗産業の知的財産権保護を強化し、植物品種の定義を明確化し、専利の付与可能な対象範囲を拡大し、植物新品種保護制度と合理的かつ効果的な連携を形成させ、国家の種苗安全保障に貢献する。
関係者によると、国家知識産権局は現在、『専利審査ガイドライン』改正に伴う関連実施作業を進めており、新しい規定は予定通り2026年1月1日の施行が確保されているようだ。
https://www.chinanews.com.cn/gn/2025/11-28/10523342.shtml
全国初のホテル用ロボット応用コンテストが北京亦荘で開催
11月29日、第1回北京スマートホテルロボット応用コンテストが北京経済技術開発区(北京・亦荘)で開催された。これは、実際のホテル環境とニーズに基づく国内初のホテル向けロボット応用コンテストであり、全国から25の企業が結成した31チームが参加した。ホテルのスマート化・デジタルトランスフォーメーションやロボットの需給マッチングに焦点を当て、スマートホテルロボット分野のベンチマーク的コンテストとなるよう、ホテルロボットの応用シーン実現の加速化を目指している。
このコンテストは「科学技術によるサービスのエンパワーメント、インテリジェンスによる体験の再構築」をテーマとし、ホテル運営の課題やニーズに照準を定め、客室サービス、接客・案内、清掃・衛生、インタラクティブエンターテインメントの4部門を設定し、参加するロボットの機能実現、環境適応性、インタラクション体験、実行動作の安定性、スマート化レベルなどの総合能力を重点的に評価した。
実際のホテル環境における検証がコンテストの大きな注目点である。北京興基プルマンホテルでは、さまざまなロボットが活躍した。ロビーからエレベーターに乗り、6階の客室まで指定物品を配送するロボット、3階ロビーで音声や画面を通じてスムーズな案内サービスを提供する接客・案内ロボット、客室や公共エリアで清掃・消毒作業を行うロボット、さらにはホテル指定エリアでは健康チェック、煎餅(中華クレープ)焼き、お茶淹れを行うロボットまで登場した。
コンテストは4部門からなり、各部門1日3ラウンドで競技が行われ、15名のホテル業界専門家が審査員として参加ロボットの総合力を採点した。審査員は豊富なホテル運営・サービス管理経験を持ち、サービスフロー、運営効率、シーン適合性などの面から、出品製品の実際の応用価値を評価した。配点基準は、基本項目70%、追加項目20%、イノベーション項目10%で構成される。客室サービス部門の場合、基本項目は実用性、使いやすさ、メンテナンス性であり、ロボットのホテル実用化を評価する中核部分となる。追加項目はシステム互換性、安全性・信頼性の二つの面からなり、ロボットとホテル環境との適合性や安全性を判断する。イノベーション項目はコストパフォーマンスの適合性とデザイン・ブランドの適合性の二つの面からなり、製品の性能とコストのバランスやブランドイメージの表現を総合的に評価する。また、企業プレゼンテーションの機会が設けられ、出展企業と投資・融資専門家とのマッチング支援も行われた。
コンテストには、雲跡科技、優理奇をはじめとする業界のリーディング企業が参加し、各社の中核製品が出品された。雲跡科技の「UPロボット」や猟戸星空の「豹小秘mini」などがコンテストに参加した。激戦の結果、客室サービス部門では雲跡科技と星工聚将が、清掃・衛生部門では雲跡科技と霊秫科技が、接客・案内部門では猟戸星空と檔檔数字が、エンターテインメント部門では雲跡科技、有方科技、大虎智源がそれぞれ受賞した。さらに、軟体ロボットが将来探索賞を、楽博空間がファッションデザイン賞を、徳壱科技が応用模範賞を受賞し、技術革新とデザイン性が高く評価された。
http://bj.people.com.cn/n2/2025/1201/c14540-41428007.html
2025センサー大会が開幕、AI応用が焦点に
ダンスを披露するヒューマノイドロボット、スマートデータグローブを装着して操作できるマニピュレータ、現場で匂いを識別する嗅覚ロボット......11月30日に鄭州で開幕した「2025センサー大会」では、スマートセンサーを搭載した数多くのAI製品が展示され、センサー応用の最新成果が披露された。
センサーは IoE(Internet of Everything)の「抹消神経」と称され、特にスマートセンサーは、AIやIoT、スマート製造など新興分野での技術応用の中核かつ先導的な基盤技術である。漢威科技エンボディドAIセンサー研究院の何伝涛副院長によると、会場で展示された柔軟弾性薄膜圧力センサー、伸縮センサー、エンボディドAIシリーズセンサーなどは、すでにスマートロボットなどの製品に応用されている。
大会で発表された『2025スマートセンサー産業高品質発展報告』によると、鄭州ハイテク技術産業開発区は、2025年中国スマートセンサー高品質発展パークランキングで初のトップ3入りを果たし、第3位となった。
鄭州市の庄建球市長は挨拶で、鄭州市には関連企業・応用企業が3000社以上集積し、ガス、気象、農業、電力網など多岐にわたるセンサー産業チェーンが形成されており、「センサーといえば鄭州」というブランド効果が持続的に高まっていると述べた。
中国工業情報化部・電子情報司の王世江副司長は大会で、「2024年の国内スマートセンサー市場規模は1600億元(約3.2兆円)を超え、年平均成長率(CAGR)は約15%に達し、世界平均の1.5倍となった」と紹介し、「『第14次五カ年計画』期間中、中国はすでに世界最大のスマートセンサー消費市場となった。現在、AIに代表される次世代情報技術の急速な発展が強力な波及効果をもたらしている。同時に、ブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)、ヒューマノイドロボット、バイオ医薬、低空域経済などの未来産業が急速に台頭し、スマートセンサー市場への需要が持続的に高まる中、産業発展は新たな成長チャンスを迎えている」と語った。
https://www.chinanews.com.cn/cj/2025/11-30/10523937.shtml
